大黒天は、元はインドの神でマハー・カーラと言います。マハーは大きい、カーラは黒いという意味で、大黒天と訳されました。元はシバ神の化身であり、戦闘の神でありましたが、我が国において大黒天は、福徳円満の神となり、台所の神様として、食堂や台所の祀られることが多く、そこから転じて寺の婦人(僧侶の妻)を大黒さまと呼ぶこともあります。この大黒天はマグネット式で、冷蔵庫その他、様々な場所にお祀りいただけます。京仏師が創った、生活の中で身近に感じていただける仏様です。
マグネット式大黒天
仏師:村上湛雲作
材質:桧
本体寸法:高さ9㎝×幅10.5㎝×奥行8.2㎝
桐箱寸法:高さ12㎝×幅14.5㎝×奥行10㎝
仏師 村上湛雲 略歴
1950年 名古屋に生まれる。
1970年 愛知県の県立高校を卒業後、京佛師 江里宗平・康慧師に入門。
1975年 京都府伝統産業コンクール展に十一面観音像を出品。優賞。
1977年 同展に大日如来座像を出品。優賞。
1978年 同展に毘沙門天像を出品。優賞。以後招待出品者となり、
伝統産業優秀技術者の資格者となる。
1980年 内弟子修行を終え独立。その後も師匠について研讃を積む。
1991年 独自の活動を始める。
2008年 京仏壇京仏具技術コンクール展に観音立像を出品。京都府知事賞。
2009年 同展に韋駄天像出品。京都市長賞。
2010年 同展に阿弥陀如来像を出品。近畿経済局長賞。
2012年 同展に阿弥陀如来を出品。京都府知事賞。
現在 京都府仏具協同組合、組合員。
伝統工芸士会、会員。
京都佛像彫刻家協会、会員。